diary
MONO
どうも、オオシマです。
ここ1ヶ月ほどVelvet Undergroundに夢中です。
きっかけは伝説のネオアコバンド、Bridge再結成におけるメンバーのインタビューで、
「メンバーの共通項がVelvet Undergroundだった。」
と言う文を読んでからでした。
ちなみにこれがBridge
(そういえば僕もヴェルヴェッツを10年以上聴いてないな。当時聴いてみたもののよくわからなかったし、今聴いてみたら何か変わるかも。。)
そう思い、函館に向かうフェリーの中で(家族旅行しました)iPod Classicをコリコリ回し、彼らの1stアルバム”Velvet Underground & Nico”を再生してみたのでした。
もうこれが本当に気持ち良くて。
当日の寝不足も相まってか、じんわりと体の隅々に染み渡り…。
この日以来彼らのバイオグラフィーを調べたり、Apple Musicで彼らのアルバムのほとんどを聴く生活が始まりました。
インターネット上には
「彼らの真髄はモノ盤にあり!」
的な記述が多く、コレクター気質な僕はそれがどうも気になって気なって仕方がない…。
彼らはモノラルを想定して制作していたそうで、現在流通しているステレオ盤はちょっと意図が違うらしく。
というのも、当時はまだモノラルが主流で、しかもなかなか売れなかった彼らのアナログレコード(モノ盤)は流通が少なく、中古価格が高騰していてとてもじゃないけど買えません。
でも、2002年にリリースされたVelvet underground & Nicoのデラックスエディションに、幻のモノラル・ミックスが収録されているということで、固い財布の紐を解き買って聴いてみました。やはりストリーミングではなく、CDやレコードで聴かないと本当の良さってわからなかったりしますからね。
モノラルの魅力って何?って思うかもしれないけど、ステレオって左右にバランス良く定位されて、聴感上の派手さを感じることができるけど、整理されて聴こえることにより隙間ができて迫力に欠ける、って捉えることもできると思うんです。
モノラルの場合は一つの音の塊になって聴こえるので迫力が全然違うんですよね。
このモノラル・ミックスを聴くと、各トラックの音量を調整しただけではなく、EQ等で微調整して、モノラルという混沌とした音塊の中から様々な音が湧き上がってくるその様は、ステレオ・ミックスとはまた違った表情を持っていて、とても感動します。
本来、僕のようなオルタナティブな音楽を作る人間ならば、もっと早い段階で彼らの虜になっていなければいけなかったと思います。
30を過ぎてそれに気づいてしまうなんて、本当に恥ずかしいです。
というわけで、今回は恥を忍んでこのブログを書いてみました。
Velvet Underground、まだまだ勉強しないと。。
ではまた。